小学野球から中学野球への移り変わりで一番最初に悩むのは野球をどこでやるかではないでしょうか。
中学野球は部活かクラブチームか、軟式か硬式かなど、小学野球よりも多くの選択肢があります。
そこで今回は、中学野球を軟式クラブチームでしていた私がクラブチームでの野球をおすすめする理由を解説していきます。
おすすめ理由4つ
以下の4つが私がクラブチームをおすすめする理由です。
- 部活よりも3ヶ月早く始められる
- 学業との両立がしやすい
- 交友関係が広がる
- 試合数が多い
それでは1つずつ解説していきます
1.部活よりも3ヶ月早く始められる
基本的にクラブチームは1年の活動開始が1月であることが多いです。そのため部活よりも3ヶ月早く中学野球を始めることができます。
早く始めることで得られるメリットは様々ありますが、特に大きなメリットは「中学校進学による環境変化のストレスを減らせる」ことです。
中学校に進学すると当然ですが友人関係など環境が変わります。新しいクラスや初めての部活での人間関係の構築など入学後数ヶ月は色々と忙しいです。
初めのうちは慣れないことが多くて野球に割ける体力や集中力も減ってしまいます。
しかしクラブチームで野球をしていたら、野球仲間との人間関係は既に構築されているため野球に割ける体力や集中力は、忙しい時期に始める部活よりも多くなります。
クラブチームで野球をすることで中学校進学による環境の変化の一つを先に済ませておくことができるのです。
2.学業との両立がしやすい
チームにもよりますが多くのクラブチームは活動日が土日だけであることが多いです。これは指導者が父親やOBであるため平日練習ができないためです。
土日しか活動がないのは野球の技術向上にはデメリットにもなりえます。しかし学業においてはメリットとなります。
まず、毎日練習があって疲れて授業中に居眠りしてしまうというようなことはないので学業に支障をきたすことが基本ありません。土日は勉強のことは忘れてクタクタになるまで思いっきり野球を楽しんで、その分平日に勉強をすればよいのです。
また、平日の放課後は空いているため塾に通うこともできますし、友達と遊ぶこともできます。
このように、平日はチームとしての活動がないため自分で時間の使い方を考えることができます。自主練習をするのか勉強するのか遊ぶのか、全て自分の意思で決められます。そのため時間の使い方を中学生のうちから学べます。
3.交友関係が広がる
クラブチームにはいくつかの中学校から人がやってくるため他の学校の人と友達になることができます。学校の友達以外に同世代の友達を作ることができるのが部活にはないクラブチームのおすすめポイントです。
クラブチームは地域的なつながりも強いです。そのため同地区のチームの選手と仲良くなることは多々ありますし、OBがコーチをしていることも多いので同年代の友達だけでなく様々な世代の人と交流できるところも魅力です。
また、少し話は変わりますが、多感な年ごろで悩みも多い中学生にとってクラブチームのような学校でも家庭でもない世界は大切な居場所となります。家庭では言えない学校の悩みもチームメイトには話せたりもします。
多くの中学生は学校と家庭以外に世界を持たないことがほとんどです。そのためクラブチームで野球をすることは野球をする以上に多くの意味を持ちます。
4.試合数が多い
クラブチームは学年ごとにチームを組んでいることが多いです。そのため1年生の時から大会に出ることができ経験を多く積むことができます。
1年時の春季大会で年上のチームに完敗する経験はクラブチームでしか味わえませんし、今後3年間の練習のモチベーションになります。
実際に私も1年時の春季大会で3年生主体の部活動のチームに完全試合で負けました。あの時のことは今でもはっきりと覚えています。
また、学年ごとにチームを組むので代によってチームカラーが変わるのがクラブチームの面白いところでもあります。
試合数が多いのは高校野球をする際にも役立ちます。実践経験が豊富だと高校野球の少ないチャンスで結果を残しやすくなります。
まとめ
今回は「クラブチームでの中学野球がおすすめの理由」について解説しました。
いろいろと書きましたが私が3年間クラブチームで野球をして一番良かったと感じたのは「学校と家庭以外の世界があった」ということです。当時は何とも思っていませんでしたが今振り返ってみると学校と家庭以外にも世界があるかないかでは日々の安心感が違っただろうと思います。
この記事がこれから中学野球を始める小学生や親御さんのチーム選びの参考になったら嬉しいです。
以下の記事では「【中学軟式野球】部活とクラブチームの違いを6つ紹介」について解説しているので、こちらの記事も併せて読んでみてください。
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