大学生は就活や授業の単位認定のためにTOEICを受ける機会があるでしょう。
目標スコアは人それぞれですが、一つのスコアの目安となるのが600点で、とりあえず600点を目標にする人も多いです。
今回私が紹介するのは、実際に私が1日40分で615点を半年で取った勉強法です。
そのため「TOEICに多くの時間はさけないけど600点を取りたい」という方や、「とりあえず1・2年生の間に600点を取っておこう」というTOEICの勉強に多くの時間を割けない・割きたくない方には今回紹介する勉強法は役に立つと思います。
では、実際に615点を取った、1日40分の勉強を半年続けてTOEIC600点を取る方法を紹介します。
勉強方法
私が毎日した勉強は
- 単語 20分/日
- シャドーイング 20分/日
以上の2つです。これらに加えて、試験前には公式問題集を解きました。
なぜこれだけしかしていなかったかというと、簿記やファイナンシャルプランナーの試験勉強を同時に進めていたからという理由と、毎日やるのに無理のない量であったためです。
では順番に説明していきます。
単語
まずは単語です。
使用したのはTOEIC単語帳の定番、「金のフレーズ」です。
方法
毎日、新しい単語50個、前日分の単語50個の計100単語を練習しました。
2日続けて同じ単語を練習することで記憶の定着率が上がるため、2日続けて同じ単語を練習するのがポイントです。
このように一日に覚える単語を、新しい単語を50個、前日の復習分を50個と、新単語と復習を同時に進めることで記憶の定着率を高めながら単語を覚えていくことができました。
このペースで行うと半年で単語帳を約6周できるため、十分に単語力が身に付きます。
また、単語を覚える際には、付属の音声ファイルをダウンロードして発音を確認しながら声に出して覚えてください。
なぜその過程が必要なのかというと、発音を知っていないとリスニングで聞き取れないからです。
間違った発音で覚えてしまうとリーディングでは意味が理解できても、リスニングでは聞き取ることができないため折角覚えた単語が役に立ちません。
そのため発音が分らないものはもちろん、1週目は音声ファイルを真似するのがおすすめです。
シャドーイング
シャドーイングは英語の勉強法の中でもよくおすすめされているものです。
リスニング力や速読の力が身につくといわれています。
私が実際にシャドーイングを半年してみて感じたのは、リスニング力がバカ伸びするということです。
シャドーイングは音声の真似をすることです。そのため何回も音声を聞いて音読してを繰り返していると単語の発音や音の繋がり、1文中での発音の強弱などが段々とわかってきます。
この音の繋がりを聞き取ることができず私はリスニングが苦手でした。
しかし、実際に自分で同じように発声できるようになる(真似できるようになる)と、この音の繋がりを聞き取れるようになってきます。
使用した動画
以下が私がシャドーイングに使用していた動画です。
この動画は見てもらえばわかるのですが、Grit(やり抜く力)についての話で、途中で投げ出さずに最後までやり抜く力がある人が成功しているといったお話です。
この動画の良いところは
- 6分とシャドーイングに丁度良い長さ
- 話の内容が勉強のやる気を奮い立たせてくれる
といった点です。
シャドーイングによって英語力を伸ばすとともに、成功のカギであるやり抜く力について自分で音読することで途中で投げ出さずにやり抜こうという気持ちにしてくれるところがこの動画でシャドーイングすることをおすすめする理由です(笑)。
方法
- まず動画を日本語字幕を付けて見て内容を理解してください
- 次にWordなどに英語字幕をすべて文字起こししてスクリプトをつくってください(できれば紙に印刷してください)
- つくったスクリプトをもとに音読をして一通り読めるようにします。発音や意味が分らない単語などがあれば確認しておきます
- 動画の再生速度を落として音声に続いてシャドーイングをします
- 慣れてきたら動画の再生速度を徐々に上げていき1倍速でそっくり真似できるようにします
ざっくりとこんな感じでシャドーイングをした結果、音の繋がりや音の強弱が身に付き、意味は理解できなくても英文は聞き取れる状態にまでなりました。
公式問題集
公式問題集は試験前の直前模試みたいな感じで使いました。
特に特別な使い方はしなかったので割愛します。
まとめ
以上が「一日40分の勉強時間でTOEIC600点を半年で取った方法」でした。
特に効果的だったのはシャドーイングです。シャドーイングによってリスニング力が大きく伸びました。
今回紹介した勉強法は時間のない人でも毎日続けられるものです。しかし中にはどうしても時間の取れない日ややる気の起きない日もあるでしょう。
そういう時は無理に単語やシャドーイングをするのではなく、洋楽を聞いたり英語ラジオを垂れ流したりと、どんな形でもいいので英語に触れるようにしてください。
「英語に触れない日がないようにする」
これを心掛けてコツコツと頑張ってください!
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